戻る


SUBJ:【不定期連載】LHAPI入門 1  この連載は、HP100/200LX(以下100LXと表記)の内蔵インターフェース ルーチンであるLHAPIの入門です。  現時点においてLHAPIを使用したFreewareは少なく、使用するために必要 な情報(及びライブラリ)も公開されていませんが、いずれ公開されること を期待して連載を開始します。 ============ ここから ============= 1 LHAPIとは  LHAPIとは100LXに内蔵されたインターフェースルーチン群のことです。 100LXの内蔵PIMはメニュー、ダイアログ、キー操作等において、共通した インタフェースを有しています。これは各PIMがLHAPIを使用している為で、 自作プログラムにおいてもLHAPIを使用することにより容易に同様のイン ターフェースを使用することが出来ます。 2 LHAPIの特徴  LHAPIは以下の特徴を持ちます。 ・オブジェクト指向的である   クラス、継承、メッセージセンディング等のオブジェクト指向的特徴を  持ちます。 ・基本クラスは4種に分類され、階層構造を持っている   LHAPIで標準で提供される基本クラスは大きく4つに分類されます。   ・Dialog Control Classes     ダイアログを構成する部品のクラス     Edit, RadioButton, ListBox等が該当する   ・Special Purpose Classes     特定の用途に使用されるクラス     DateEdit, TimeEdit, DirListBox等が該当する   ・Menu Classes     メニューを構成する部品のクラス     MenuBar, MenuPopdownが該当する   ・High Level Classes     他のクラスを複合して高度な機能を実現するクラス     DialogBox, MessageBox, MultiEdit等が該当する   これらの他、単体では機能を持たないObject Classが存在します。総て  のクラスはObject Classのサブクラスです。 ・メッセージによりクラス間の連絡を行う   各クラス間の連絡はメッセージにより行います。メッセージには14種類  が存在します(KEYSTROKE, DRAW, CREATE等)。   各メッセージにはサブメッセージが存在し、詳細な情報はサブメッセー  ジにより伝達します。 ・容易にサブクラスが作れる   任意のクラスの機能を継承し拡張したサブクラスを作ることが出来ます。 ・100LXに内蔵されているため、実行形式のファイルサイズが小型になる   100LXのROMに内蔵されたルーチンを使用するため、LHAPIを使用して作成  した実行形式は、別手段で同等の機能を実現した場合に比べて小型になり  ます。 ============ ここまで =============  第一回ということで、短めにあっさりすませました。  第二回では基本クラスの実装方法と基本的なメッセージの使い方について 説明します。  また、第二回か第三回と併せて、全基本クラスを使用したサンプルプログ ラムのソースをアップします。  質問、要望等は大歓迎ですので、気軽にお寄せ下さい。   こんな企画やってしまっていいのだろうか...    JCG00070 Brahma でした

戻る

All contents and programs Copyright 1996,97,98 (C) by Masaki " Brahma " Tsumori all rights reserved.